こんにちは、くちゅです! 50代からの“ゆったり旅”を夫婦で楽しむ、旅行好き会社員です。
スペイン旅行3日目は、朝は市場で軽く食事→旧市街の名所散策→夜は情熱的なフラメンコ鑑賞ーーそんな1日を楽しみました。
市場や人気レストランは事前予約で混雑回避し、観光は徒歩圏でまとめると50代でも無理なく楽しめます。
この記事では混雑時間帯や効率的な回り方、注意点を実体験からお伝えします。
「スペイン旅行も3日目、そろそろ足に疲れが出てきた…でもまだまだ見たい場所がある!」そんな気持ちになりませんか?
私たち50代夫婦も同じでした。
朝はカラフルなボケリア市場で新鮮なフルーツと生ハムを食べ歩きし、旧市街の歴史ある広場やガウディ建築を散策。昼は市場内の人気店でランチ、午後はカタルーニャ音楽堂で建築美を堪能。夜は予約していたテアトル・ポリオラマで情熱的なフラメンコ鑑賞。
この記事では、この1日のスケジュールや混雑回避のコツ、50代でも無理なく回れるルートを実体験から紹介します。「行ってよかった」「こうすればもっと快適だった」というリアルな声を交えながら、あなたの旅プラン作りに役立つ情報をお届けします。
スペイン旅行3日目のモデルルートと全体の流れ
スペイン旅行3日目は、市場の活気・旧市街の歴史・芸術鑑賞・情熱的な夜を一度に楽しめる贅沢な日。
50代夫婦の場合、長距離移動や詰め込みすぎは避けたいので、徒歩圏を中心に回るのが理想です。
この日のモデルルートは、
朝:ボケリア市場 → ランブラス通り散策 → グエル邸 → バルセロナ大聖堂(カテドラル)
昼:Les Quinze Nits でランチ → カタルーニャ音楽堂
夜:フラメンコ鑑賞 → ピンチョス体験
という順序。観光スポットが徒歩圏内にまとまっているため、休憩を挟みながらも十分に回れる構成です。
「午前は市場で賑やかに、午後は芸術を静かに味わう」
そんな緩急があると、体も心も疲れにくくなります。
50代でも無理なく回れる動線の作り方
50代旅行の動線づくりで重要なのは、長い移動を午前と午後で分けないこと。
旧市街周辺は石畳が多く、思った以上に足に負担がかかります。
同じエリアのスポットをまとめて回ることで、移動時間も体力も節約できます。
また、観光地と休憩ポイントを交互に入れるのもコツ。
たとえば、ボケリア市場(歩きながら食事)→ミロのモザイク(短時間観光)→グエル邸(屋内)というように、屋内外を交互に組み合わせると疲れがたまりにくいです。
市場・旧市街・フラメンコを1日で楽しむポイント
市場や旧市街は午前中のほうが観光しやすく、夜のメインはフラメンコ鑑賞に設定することで、1日のメリハリが生まれます。
特にフラメンコは18:00開演を選んで、鑑賞後に余裕をもって夕食を楽しめました。
また、昼食は市場周辺、夕食は劇場近くと食事の場所を移動ルートに合わせると効率的です。
こうすることで、無駄な移動を減らし、ゆったりとした時間を確保できます。
事前予約と当日購入の使い分け
今回のルートでは、
- 事前予約必須:フラメンコ鑑賞
- 早めの到着で当日可:ボケリア市場の食事、人気レストラン(Les Quinze Nits)など
という形にしました。
観光地は予約が必要な場所とそうでない場所を組み合わせることで、時間に縛られすぎない旅が実現します。
朝のボケリア市場|フルーツと生ハムでスタート
バルセロナの朝は、カラフルなフルーツと芳醇な生ハムから。
3日目のスタートは、ランブラス通り沿いにあるボケリア市場で、地元の食材を楽しむ時間にしました。
観光地としても有名ですが、朝の市場は観光客だけでなく地元の人も多く、バルセロナの日常が垣間見える場所です。


市場内は色鮮やかな果物、魚介、肉、スパイスでいっぱい。
その場でカットしてくれるフルーツカップや、切りたての生ハムは観光初めての朝食にぴったりです。
観光前に立ち寄ると、歩くエネルギーを補給しつつ、現地ならではの空気感を楽しめます。
混雑前に行くなら何時がベスト?
ボケリア市場は朝8時から開いていますが、混雑を避けたいのと朝食目的だったので、私たちは9時前後に到着しました。
ただ、少し早すぎたのか、まだ開いていないお店もあり、その点はちょっと残念…。
それでも、人混みやスリを気にするよりはずっと良かったです。
9時半を過ぎると団体客や観光バスが到着し、人気のジューススタンドや生ハム店には行列ができるそう。
私たちは9時ごろに着いたおかげで、ゆったりと写真を撮りながらお店を回ることができました。
フルーツの量と価格の目安
フルーツカップは1杯3.5ユーロ。(2024年11月)
種類はマンゴー、キウイ、ベリーなど豊富で、色合いも美しく写真映えします。
甘みが強く、朝のエネルギーチャージには最適。
生ジュースも同じくらいの価格帯で、フレッシュでした!


生ハムの選び方
生ハムはイベリコ豚やセラーノなど種類が多く、店員さんに好みを伝えると試食させてもらえることも。
その場でカットしてくれるので、切り立ての香りがたまりません。
とっても美味しかったので、ぜひ食べてみてほしい!
熟成タイプは値段もちょっとお高めでクセがあり、私はあまり得意じゃないなと思いました。


- 営業時間:8:00〜20:30(日曜、祝日休み)
- 支払い:カード可だが、少額は現金が便利
- 滞在目安時間:30〜45分
ランブラス通り〜旧市街の散策スポット
ボケリア市場で朝ごはんを済ませたあとは、そのままランブラス通りをゆっくり散策。
観光客で賑わう通りですが、朝のうちはまだ人の流れも穏やかで、建物や広場をじっくり楽しめます。
通り沿いにはカフェやお土産店が並び、気になる店にふらっと入れるのも魅力です。
この日は市場から徒歩圏内のミロのモザイク、グエル邸、レイアール広場、サンジャウマ広場を巡りました。
それぞれ距離が近いので、足に負担をかけず効率的に回れます。
ミロのモザイクと写真撮影のコツ
ランブラス通りの歩道に埋め込まれた、ジョアン・ミロ作のモザイク。
大きな赤・青・黄色の抽象的な模様が特徴で、通りを行き交う人々の足元に広がります。
写真を撮るなら人通りの少ない午前中がおすすめ。


朝のレイアール広場の雰囲気
グエル邸の開館まで少し時間があったので、近くのレイアール広場を散策。
まだ誰もいない静かな広場を歩くことができ、朝ならではの雰囲気を味わえました。
レイアール広場はアーチ型の回廊とヤシの木が印象的な、開放感あふれる広場。
カフェのテラス席で一休みするのにぴったりです。




グエル邸の見どころと所要時間
グエル邸には開店前に到着し、事前に予約していたチケットを持っていたので、少しだけ並んで入場を待ちました。
ガウディが設計した邸宅「グエル邸」は、外観の鉄の装飾と屋上の煙突が見どころ。
館内はエレベーターがあるので、足腰に不安がある方でも安心して見学できます。
内部はステンドグラスや木彫りが美しく、芸術性と居住性のバランスが魅力。
混雑を避けたい場合は、午前中の訪問がおすすめです。


















- 営業時間:4月1日~10月31日…10:00 – 20:00、11月1日~3月31日…10:00 – 17:30(月曜休み)
- グエル邸の入場料:約12ユーロ(事前予約推奨)
- 滞在目安時間:約45〜60分
バルセロナ大聖堂(カテドラル)を見学
散策の途中で、バルセロナ大聖堂(カテドラル)にも立ち寄りました。
予約なしでもそのまま入場でき、思ったよりスムーズ。入場料は大人ひとり約9ユーロ(※2025年時点)でした。
ゴシック様式の重厚な外観は、近くで見ると圧倒的な存在感。尖塔の細部まで美しく、思わず見上げてしまいます。


内部は静かで荘厳な雰囲気に包まれていて、色鮮やかなステンドグラスから差し込む光がとても幻想的でした。
観光客も多いですが、ベンチに腰掛けてしばらくその場の空気を感じると、喧騒を忘れて心が落ち着くような時間に。






ランチはLes Quinze Nits|雰囲気と味の両方を楽しむ
ランチはレイアール広場に面した人気レストラン「Les Quinze Nits」へ。
テラス席からはレイアール広場を眺めることができ、食事だけでなく景色もごちそうになる場所です。


予約は必須?待ち時間の目安
この店は観光客にも地元客にも人気が高い!
私たちは予約をしていませんでしたが、席数が多かったからか、待たずに入れました。
繁忙期は、事前予約が安心です。
メニューとおすすめ料理
Les Quinze Nitsはスペイン料理をベースにした幅広いメニュー構成。
魚介のパエリア、アヒージョ、タパスなど、バルセロナの定番が一通り楽しめます。
私たちはイカ墨のパエリアを注文。
見た目は驚くほど真っ黒だけれど、アイオリソースをかけて、程よい塩気と魚介の旨味がご飯に染み込み、想像以上の美味しさ!
見た目とのギャップに驚きつつ、大満足の一皿でした。


遂に私はサングリアをピッチャーで頼んでしまいました。
あぁ、何と幸せな時間だったこと!


テラス席から、レイアール広場の景色をしばし堪能。
朝の様子とは違って、音楽の演奏が聞こえてきたり、観光客が写真を撮ったりと、広場全体が穏やかな空気に包まれていました。


- 営業時間:9:00〜23:30
- 価格帯:1人あたり約20〜30ユーロ
- カード可、英語のメニューあり
ランチタイムの混雑状況
スペインのランチタイムは日本より遅め。
13時頃はまだ空きがありましたが、13:30〜14:00になると一気に混み始めます。
確実に座りたい場合は、事前予約または12:45〜13:00頃の到着がおすすめです。
午後の芸術巡り|カタルーニャ音楽堂
ランチ後は、徒歩や短距離移動で楽しめる芸術と歴史スポットを巡ります。
午後は陽射しが強くなるため、屋内観光を中心に組み込むと体力の消耗を抑えられます。
カタルーニャ音楽堂の建築美と予約方法
カタルーニャ音楽堂(Palau de la Música Catalana)は、世界遺産にも登録されたカタルーニャ音楽文化の象徴。
ステンドグラスの天井、細かなモザイク、彫刻が織りなす空間は圧巻です。
見学にはガイドツアー(約55分)かコンサート鑑賞がありますが、私たちはオーディオガイドを付けず、見学のみを事前に予約しました。


夜のカタルーニャ音楽堂
そのままだとあっさりと見学が終わってしまいそうだったので、客席に座って天井や壁をじっくり眺め、休憩も取りながらゆったりと見学。
光の美しさと装飾の繊細さに圧倒されました。


私たちが滞在していた間はフラメンコの公演がなかったのが残念で、ここでフラメンコを観てみたかった。。。
舞台に立つ演者を想像するだけで胸が高鳴り、次に訪れるときはぜひここで生の公演を体験したいと思えるほど素晴らしい空間でした。


カタルーニャ音楽堂


チケットは事前予約が安心。
当日券もありますが、午後は売り切れることがあるため、午前中までの購入が安心です。
体力温存しながら回るルート
午後は、観光スポット間の距離を短くして、途中でカフェや広場での休憩を挟むことが重要です。
特に50代以降は、無理に詰め込むよりも「余白のある旅程」が満足度を高めます。
午前に比べて短い移動ながら、内容はしっかり楽しめました。
- カタルーニャ音楽堂:入場料約20ユーロ
- 営業時間:9:00-15:30 ※コンサートの日程により変更あり
- 公式サイト予約推奨
夜は情熱のフラメンコ鑑賞「テアトル・ポリオラマ」
スペイン旅行3日目の夜は、情熱的なフラメンコの世界で締めくくりました。
会場はランブラス通り沿いにあるテアトル・ポリオラマ(Teatre Poliorama)。
観光の合間に寄りやすい立地で、18:00開演の回を選んだため、公演が終わった後もまだ夜は長く、そのまま歩いてピンチョス通りへ。劇場の余韻を感じながら、スペインらしい食の楽しみを続けることができました。
本当はカタルーニャ音楽堂でフラメンコを観てみたかったのですが、私たちが滞在していた時期には公演がなく残念。
しかも、演目が同じなので「カタルーニャ音楽堂で観られる」と勘違いしてしまう人もいるようです。実際の開催場所はテアトル・ポリオラマなので、予約時は会場をしっかり確認することをおすすめします。
当初は、食事やドリンクを楽しみながら鑑賞するタブラオにするか迷いましたが、「せっかくなら劇場の雰囲気で観てみたい」と思い、今回は劇場公演を選びました。
結果として、舞台照明や音響の迫力が加わり、ダンサーの表情や衣装の美しさがより引き立って感じられました。






チケット予約と座席選びのポイント
フラメンコは人気が高く、特に週末や観光シーズンは満席になりやすいです。
テアトル・ポリオラマ(Teatre Poliorama)チケットはviatorで事前予約し、中央寄りの見やすい席を確保。
前方は迫力がありますが、全体の動きを見たい場合は中列がおすすめのようです。
魂を揺さぶるパフォーマンス
開演と同時に、ギターの音色と歌声が響き渡り、ダンサーの力強いステップが舞台を打ち鳴らします。
手拍子や足音が体に響き、会場全体が一体となる瞬間は鳥肌もの。
衣装の色彩や動きも美しく、写真では伝えきれない臨場感がありました。
会場内は冷房が効いているため、薄手の羽織ものがあると安心です。
「本物のフラメンコは、想像以上に熱くて心に残る」この一夜で、スペイン文化への理解が一層深まりました。
- 上演時間 約60分
- 鑑賞料金 前方席:10,000円前後、中央席:8000円前後、後方席:6,000円前後
夜のブロイ通りで初めての本場ピンチョス体験
夕食は、ブロイ通り(通称ピンチョス通り)にある「PINCHO J」へ。
ここは周辺のバルに比べると価格が少し控えめで、初めてのピンチョス挑戦にもぴったりです。


「本場のピンチョスってどんな味なんだろう?」と期待していたのですが、
正直、想像していた味とはちょっと違っていて。笑
でもその意外性も含めて楽しい時間に。
串に刺さった色とりどりの具材を少しずつ味わいながら、
地元のバルの雰囲気を肌で感じられるのは、やっぱり現地ならではの魅力です。


帰り道はライトアップされたサグラダ・ファミリアを眺めながらホテルへ。
昼間とは違う幻想的な姿に、歩きながらもしばし足を止めて見入ってしまいました。




まとめ|3日目は「市場から夜景まで」充実の1日
3日目は、朝の市場での食体験から夜のピンチョス体験まで、バルセロナの魅力を丸ごと詰め込んだ1日になりました。
足に負担をかけすぎないよう、観光スポット間の距離や休憩タイミングを意識したことが功を奏し、最後まで心地よく過ごせました。
- 朝はボケリア市場で手軽&新鮮な朝食
- 午前はランブラス通り沿いのスポットを徒歩で効率よく
- ランチは「Les Quinze Nits」で名物イカ墨リゾット
- 午後は屋内観光(カタルーニャ音楽堂)で体力温存
- 夜は情熱的なフラメンコ&ピンチョス体験で1日の締めくくり
バルセロナ観光は、「観たい」「食べたい」を欲張っても、移動計画と休憩を意識すれば無理なく楽しめます。
コメント